オンラインゲームで「ラグい」と感じるとき、
単に通信速度が遅いから…と思うのは早合点かもしれません。
実際には、ping(応答速度)や回線の安定性(遅延の揺れ/パケットロス)が大きく影響します。
通信速度(Mbps)はデータ量の多さを見る指標ですが、ゲームでは応答速度(Ping値、ms/ミリ秒)が重要です。
Ping値が小さいほど反応が速く、30ms以内は一般に快適だとされます。100ms以上になると明確にラグを感じやすくなります。
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通信の基本

通信速度(上り/下り)
単位はbps(Bit Per Second:ビット毎秒)です。
インターネット通信やデータ転送において「1秒間に送受信可能なデータ量(ビット数)」を表す速度単位です。
・下り(ダウンロード):ゲームデータや動画を受け取る速度
・上り(アップロード):自分の操作や映像を送る速度
数値が大きい(例:100Mbps以上)ほど、大容量のデータを早く処理できますが、Pingには直接関係ありません。
データの通り道の感覚に近いです。
ただ、通信速度が低いとラグの原因になります。
上り下りどちらも100Mbps以上あれば、問題ないでしょう。
Ping(応答速度)
サーバーへ信号を送って戻ってくるまでの往復時間のこと。
単位はミリ秒(ms)です。
1秒の1000分の1(0.001秒)を表し、デバイスからサーバーへの往復データ通信時間(遅延/ラグ)を計測します。
・15ms以下:とても良好
・30ms程度:快適
・50〜100ms:少しラグい
・100ms以上:明確にラグを感じる
ゲームでは、Pingが低いほど攻撃の反応や相手位置の反映が速くなり、ストレスが軽減します。
自分の回線速度とPing値を計測できるサイト↓↓

回線がラグい・遅く感じる主な原因

1.再起動で改善することがある
長期間電源をオフにしていないルーターやONU(光回線用のモデムのようなもの)、モデム、PCを再起動すると、内部の通信処理がリセットされ安定する場合があります。
これだけでラグや通信の断線が軽減した例は意外と多いです。
2.回線の種類がゲーム向きでない
モバイル回線(ポケットWi-Fi、4G/5Gホームルーター)は、電波状況や基地局の混雑に影響されやすく、Pingが高く不安定になりがちです。
普段使い用なら問題ありませんが、ゲームで使うなら、固定回線を契約した方が圧倒的に安定します。
3.集合住宅などで回線が混雑している
マンションやアパートの共用回線は、時間帯によって回線混雑が起こり、Pingが跳ね上がったり速度が低下したりします。
混雑した時間帯を避けるか、新しく自分で固定回線を契約することが主な改善方法です。
4.有線接続とWi-Fiの品質
オンラインゲームをするならPC、家庭用ゲーム機を問わず有線LAN接続がベストです。
Wi-Fiによる無線接続は電波干渉や距離、壁によって遅延・ジッターが発生しやすくなります。
最たる例は、電子レンジを使うとラグくなる現象ですね。
有線接続をする場合は、Wi-Fi機能はPC側でオフにしておくと安定します。
LANケーブルの規格
| カテゴリ(CAT) | 最大通信速度 | 伝送帯域 |
| カテゴリ 5 (CAT5) | 100Mbps | 100MHz |
| カテゴリ 5e(CAT5e) | 1Gbps | 100MHz |
| カテゴリ 6 (CAT6) | 1Gbps | 250MHz |
| カテゴリ 6A(CAT6A) | 10Gbps | 500MHz |
| カテゴリ 7 (CAT7) | 10Gbps | 600MHz |
| カテゴリ 7A(CAT7A) | 10Gbps | 1000MHz |
| カテゴリ 8 (CAT8) | 40Gbps | 2000MHz |
自分が契約している回線の通信速度に合ったカテゴリのLANケーブルを使用しましょう。
わからない場合はLANケーブルは大は小を兼ねる(上位互換性がある)ので最大通信速度が大きいものを購入しましょう。
5.回線契約と機器の性能ミスマッチ
以下のようなケースはラグの原因になります。
・契約回線に合わない古いLANルーターやLANケーブルを使っている
・ルーターが契約回線の高速規格やプロバイダ方式(IPv6 IPoEなど)に対応していない
・プロバイダー側が混雑している
まず確認したいのは、
・自分のプロバイダに対応したルーターを使っているか
・契約している通信速度に対応したルーター・LANケーブル・PCを使っているか
です。
よくある例 10Gbps契約なのに1Gbpsしか出ない理由
例えば、通信回線が10Gbps契約でも、
・ルーターが1Gbps対応
・LANケーブルが1Gbps対応(Cat5eなど)
・PCのLANポートが1Gbps対応
このどれか一つでも1Gbpsまでしか対応していなければ、
最大でも1Gbpsまでしか出ません。
仮に、
・ルーターは10Gbps対応
・LANケーブルも10Gbps対応
でも、
PCのLANポートが1Gbpsまでしか対応していなければ、結果は1Gbps止まりです。
回線速度はいちばん遅い機器に合わせられます。
速度が出る条件
つまり最大速度を出すには、
・通信回線
・ルーター
・LANケーブル
・PCのLANポート
このすべてが同じ通信速度に対応している必要があります。
どれか一つでも性能が足りなければ、そこが上限になります。
DNSを変更してお手軽回線改善
DNSはドメイン名をIPアドレスに変換する仕組みで、変更すると接続時の待ち時間が短くなる場合があります。
Cloudflare(1.1.1.1/1.0.0.1)は平均10〜16ms程度と非常に低遅延で、Google DNS(8.8.8.8/8.8.4.4)も安定性が高い選択肢です。
Cloudflare IPv6(2606:4700:4700::1111/2606:4700:4700::1001)
Google DNS IPv6(2001:4860:4860::8888/2001:4860:4860::8844)
DNS設定方法
Windowsの設定を開き、ネットワークとインターネットから、WI-FIまたはイーサーネットを選択して、IPv4 DNSサーバーの割り当てに(1.1.1.1/1.0.0.1)を優先DNS、代替DNSにそれぞれ割り当てて保存します。
※WI-FIの場合はWI-FIを選択した後に、使っているWI-FIを選択してから、DNSを割り当
IPv6も設定したい場合は、IPv6 DNSサーバーの割り当てに(2606:4700:4700::1111/2606:4700:4700::1001)を優先DNS、代替DNSにそれぞれ割り当てて保存しましょう。
※DNSサーバーの割り当ては自動でも何ら問題はないため、回線に不満がない方は自動のままで大丈夫です。
まとめ
ゲーマー向けに目安としては、
・Ping 15ms以下:とても良好
・Ping 30ms程度:快適
・Ping 50〜100ms:少しラグい
・Ping 100ms以上:明確にラグを感じる
と考えるとわかりやすいです。
ラグの多くは、回線の種類・接続方法・Ping(応答速度)が原因です。
まずは有線化・再起動・DNS変更といった簡単な改善策から試し、必要に応じて固定回線や機器の見直しを進めていきましょう。

